最近、家の引き戸の動きが悪くて、重たく感じるようになっていることありませんか?
引き戸の開け閉めはできるけど、昔より余計な力を入れてしまったりとか。
なので、引き戸に勢いがついて、指をはさみそうで危なかったり、扉が壊れてしまうのではと心配になってしまいますね。
わたしも同じ経験をして最終的には戸車を自分で交換することになりましたが、おもった以上に簡単でした!
引き戸の動きが気になっている方は今すぐチェックしてみましょう!
この記事ではわたしがチェックした内容や交換方法をご紹介します。
引き戸の動きが悪くなる主な原因
そもそも引き戸の動きが重くなるどうしてなのでしょう?
引き戸の構造からつぎの原因が挙げられます。
レール(溝)の場合
溝のレールタイプの場合、ゴミ・ほこりなどの異物で溝が詰まってしまい、スムーズな動きができなくなる。
戸車の場合
戸車とは、引き戸本体にタイヤのようについている車輪部品。金属製やプラスチック製、ゴム製などさまざまなタイプがある。
引き戸の往来によって車輪が摩耗したり、回転する軸がこわれてしまい、動きが悪くなる。
また、ゴミ・ほこりなどの異物を巻き込んでしまい、同様の症状となる。
引き戸の建て付けの場合
これは住宅側の問題で地震や手抜き工事などで壁が傾いてしまい、引き戸本体とフレームにズレが発生してしまい動きが悪くなるケースがある。
原因のチェックと対処方法
それぞれの原因のチェック内容とその対処方法を挙げてみます。
ほとんどの引き戸の扉は上に引き上げるとレールから簡単に外せるタイプなので扉を外してチェックしましょう。
※引き戸を引き上げる場合、引き戸重量が重いので必ず2人作業で確認しましょう。
レール(溝)の場合
溝のレールタイプにゴミ・ほこりなどの異物が詰まっていないか確認しましょう。
詰まっているときは、綿棒や歯ブラシで溝の異物を取り除くと解決できます。
戸車の場合
戸車に異物が巻き込んでしまっているか確認しましょう。巻き込んでしまっているときは、爪楊枝や歯ブラシで異物を取り除くと解決できます。
タイヤが摩耗したり、回転する軸がこわれてしまっているケースは、戸車の交換が必要です。
引き戸の建て付けの場合
引き戸本体とフレームにズレが発生して干渉している場合は、その部分を削る方法が挙げられますが、専門的な知識や工具が必要なので住宅メーカーや専門業者に相談しましょう。
引き戸の戸車(MJW19D)の交換方法
今回家の引き戸(パナソニック製 内装ドア 引き戸 品番:MJW19D)をチェックしたところ、戸車の車輪部分の動きが悪い状態だったので、戸車を交換しました。
戸車の交換にかかった時間は、約15分でおもった以上に簡単でした。
交換用の戸車購入
まず交換用の戸車の部品品番を確認しましょう。部品品番は引き戸本体にシールで貼られています。
戸車の部品品番のシールがないときは以下の手順で確認しましょう。
部品品番を確認できたら、ネットショップで部品購入しましょう。
■パナソニック 調整機能付きY戸車 内装引戸用 ライトブラウン MJB907N 2個
■パナソニック 調整機能付きY戸車 内装引戸用 ダークブラウン MJB907K 2個
■パナソニック 調整機能付きY戸車 内装引戸用 ダークブラウン MJB907NK 2個
(VERITIS用)
■パナソニック 調整機能付きY戸車 内装引戸用 ホワイト MJB907W 2個
パナソニックの一般のお客様向け販売サイト「ハイパーツショップ」でも購入できます。
私は、「MJB907N 内装引戸用Y戸車 ライトブラウン」を購入。
必要な工具など
戸車の交換までにつぎの工具などを準備しておきましょう。
(引き戸の下にはさんですきま確保、引き戸の固定に使います)②軍手
③手回しプラスドライバー
交換手順
では、さっそく交換していきます。交換作業は安全上かならず2人作業をしましょう。
①一人が交換する戸車がついている引き戸を持ち上げる。
②もう一人が引き戸と床レールの間にスペーサー(ダンボール)を差し入れる。
③古い戸車をはずす
・上の取付ネジをはずす
・取付ネジをはずしたあと、付属の戸車取外し治具(紙片)を差し込む。
・はずした取付ネジをねじ穴に半分程度ドライバーで取り付ける。
・取付ネジの頭部を持って引っ張り、戸車を引き抜く。
④戸車の高さを合わせる。
新しい戸車の高さを取り外した戸車の高さに「調整ねじ」で調整してください。
⑤新しい戸車を取り付ける。
⑥スペーサー(ダンボール)をはずす。
⑦上枠とのすきまを確認する。
引き戸が上枠に3mm以上かかっていることを確認して完了!
おつかれさまでした!
まとめ
今回引き戸の戸車を交換しましたが、サクッと交換できました。
おかげで引き戸の開け閉めのとき余計な力も必要なく、スムーズに動いてとても快適です。
引き戸の動きが悪くなったら、レール、戸車、建て付けの状態をチェックしてみてください。
戸車交換の注意点は、交換部品を間違わないこと、必要な工具などは事前に準備すること、交換手順を間違わないことです。